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May 2016

May 30, 2016

家づくりQ&A 第69回

家づくりQ&Aの69回目です。いよいよ調査結果を依頼主に伝えます。

Q:どんなことをするのですか?

A:僕の所属する「一般社団法人 住宅医協会」では調査の結果を「住まいの診断レポート」にまとめ、調査内容と診断結果を説明します。

レポートは①概要②診断結果③資料編の三部構成となっています。

「概要」では建物そのものや設備、災害の履歴などについて記述し、「診断結果」では劣化、構造、維持管理、室内環境、バリアフリー、防耐火といった各項目について診断結果を記述します。

「資料編」では調査結果に基づいて描き起こされた図面や調査時に撮られた建物の写真が綴じこまれます。

報告の時間は1時間半から2時間ですが、クライアントの方々も熱心に、かつ集中して耳を傾けてくれます。

May 23, 2016

家づくりQ&A 第68回

家づくりQ&Aの68回目です。調査の話も終盤です。

Q:ということは、調査の締めくくりですね。

A:はい、そういうことで、今回ご紹介するのは調査と並行して行うヒアリングについてです。

前回までご紹介した調査は、建物の現状を物理的な側面から明らかにする作業です。

それに対して住んでおられる方に対するヒアリングは、建物が今日にいたるまでのプロセスを明らかにする作業と言えるかもしれません。

具体的にはいつどのように建てられたのか、台風などの被害はどうだったか、増改築などは行われたかといったことを確認していきます。

また、風通しはどうか、冷暖房の使用実態や一年間の光熱費はどうかといった生活の様子もうかがって室内環境の診断のための資料とします。

僕の所属する「一般社団法人 住宅医協会」では上記の項目を網羅した専用シートを用意して聞き漏らしの無いよう準備しています。

May 18, 2016

家づくりQ&A 第67回

家づくりQ&Aの67回目です。今週も調査の話です。

Q:では13項目のバリアフリー調査について教えてください。

A:これは、部屋と部屋、部屋と廊下などの境目の段差を確認したり、廊下の幅や出入り口の幅を確認する調査です。

若いうちは問題にならない段差も歳を重ねるうちに屋内での歩行の障害になったりします。

また、介護を前提としたリフォームとなると、出入り口の幅も重要な要素となります。

そういった観点からの改修のポイントを考える上で手掛かりとなるのがこうしたバリアフリーの調査です。

最近の新築住宅はともかく、多少築年数の経った住宅のなかの段差は思った以上に存在しています。

ためしに、ちょっと自分の家の中を見回してみてください。意外な段差に驚くかもしれませんよ。

May 11, 2016

家づくりQ&A 第66回

家づくりQ&Aの66回目です。今週も調査の話です。

Q:では12項目の水道・電気・ガスの状況調査について教えてください。
A:これは、基本的な設備インフラの状況の確認です。

リフォームの際、真っ先にあげられるのは、実は耐震性能よりも日常の生活になくてはならない設備系に対する不満の解消です。

設備系の調査はそうしたニーズに対する解決策を検討するためになくてはならない情報収集です。

具体的には、水道であれば水量計や敷地内の給排水の経路、蛇口やトイレ、お風呂などの位置を確認し、傷み具合を確認します。

電気については引込柱や電力計の位置、照明器具やエアコン、換気扇とそれらのスイッチの位置と状況を確認します。

ガスについても同様にガスの種類や、器具やメータの位置、さらに経路を確認します。

最終的にそれらを図面に記載して現状を把握します。

もし先行して耐震改修の計画があるのならば、あわせて水廻りの改修なども同時に行うと予算や工期が合理化できるのでお勧めです。

May 03, 2016

家づくりQ&A 第65回

家づくりQ&Aの65回目です。
まだまだ調査の話です。

Q:では11項目の照度測定の解説を。

A:はい。照度測定は文字通り、照度計を使っての照度の測定です。

住宅照明に求められる基本的な性能は、夜間の行動の安全性の確保する、作業時の明るさを確保する、心身のリラックスやリラックスのための明るさを得るという点です。

ですが、古い作りの住宅の場合、廊下や洗面所、トイレなど共用スペースの明るさが十分確保されていないといったケースも多く、日常生活で不便を感じていることもしばしばあります。

改修工事が前提の調査であれば、照明環境の改善を計画する土台として現在の状況を記録しておく必要があるわけです。

とはいえ、この調査も予算や人員の都合などから毎回実施されるわけではないというのが現実です。

May 02, 2016

CAVOK通信 第28号

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CAVOK通信 【第28号】

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■ I N D E X ■
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【1】 ご挨拶 
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【2】 端午の節句と子供の日

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【3】 熊本の震災に思う

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【4】 編集後記


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【1】ご挨拶
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このたび被災された皆さまには、こころよりお見舞いを申し上げます。

 

今回もこのような形で話題を発信いたします。

 少しでもお役に立てれば幸いです。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                             平成28年5月1日
               一級建築士事務所 CAVOK Architects

                                  土居 良助

                      e-mail QWH02474@nifty.com
             URL http://homepage2.nifty.com/CAVOK/

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【2】 端午の節句と子供の日

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端午は五節句(人日(七草の節句)上巳(桃の節句)端午(菖蒲の節句)

七夕(しちせき) 重陽(菊の節句))のひとつで、男子の健やかな
成長を願って様々な行事を行う風習があります。

いまでは新暦の5月5日に行われています。

もともと「端午」は月の始めの午の日を指しましたが、やがて「午」は
「五」に通じることから毎月5日となり、その中でも数字が重なる5月5日を
「端午の節句」と呼ぶようになったと言われています。

端午に女性が田植えの前に穢れを祓い、身を清める儀式を行うという習慣が
大陸から伝わった頃は、意外なことに女性の節句だったようです。

ですが「菖蒲」が「尚武」と同じ読みであることや、菖蒲の葉の形から
刀剣が連想されることなどから、鎌倉時代ごろから端午は男の子の節句とされ、
男の子の成長を祝い健康を祈るようになりました。

今では「子どもの日」としての位置づけの方が有力な5月5日ですが、
これは戦後しばらくしてこどもの日を祝日とする請願が国会に寄せられた際、
5月5日を希望するものが多かったという単純な理由からです。

世界的にみると6月1日が「国際子供の日」、11月20日が「世界こどもの日」であるため、
そのどちらかを祝日としている国が多いようです。

参考文献 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%AF%E5%8D%88

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【3】 熊本の震災に思う

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先月14日からの熊本の震災被害の報を聞くにつけ、その状況は気の毒でなりません。

住み慣れた家屋を失うという悲しみもさることながら、最初の震度7の予震のあと、
電気の復旧などに伴って被害が軽微と思われた自宅に戻った後に本震による
家屋の倒壊被害にあった方が大勢いらしたという現実には暗たんたる思いがします。

今回のように震度6越えの揺れに数度にわたって襲われるとなると、一度や二度は
持ち堪えていたかもしれない建物も耐えることは難しかったでしょう。

そもそも、現在の耐震基準は本震の第一撃に持ちこたえて、避難の時間を稼ぐ
(これは防火性能についても同様です)という発想で設定されています。

過去の経験から本震以降の余震は揺れの程度は次第に減衰し、間隔も広がっていく
という前提だったわけです。

この点は普段からもっとアナウンスされてしかるべきだったのではないか思います。

業界のプロの間では常識であっても一般には知られていなかったことが
被害を大きくした要因の一つではないでしょうか。

東北の震災の後、原発の安全基準が強化されました。

前提が変わったのですから、建築についても同様な動きがあるかもしれません。

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【4】 編集後記 

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今回の熊本の震災は、研究者の間では以前から話題となっていたようです。
しかし、一般ではほとんど気にかけられていなかったというのが現実ではないでしょうか。

日本で住む以上、明日はまたどこかで地震があるかもしれません。

改めて南海・東南海地震に備えねばという気持ちになりました。


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