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December 2014

December 02, 2014

CAVOK通信 第11号

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CAVOK通信 【第11号】

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■ I N D E X ■
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【1】ご挨拶
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【2】クリスマスケーキ

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【3】弘法筆を選ばす?

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【4】身の回りの木

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【5】編集後記 
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【1】ご挨拶
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心せわしい年の暮れとなりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回もこのような形で話題を発信いたします。

少しでもお役に立てれば幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                            平成26年12月吉日
               一級建築士事務所 CAVOK Architects

                                  土居 良助

                      e-mail QWH02474@nifty.com
             URL http://homepage2.nifty.com/CAVOK/

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【2】 クリスマスケーキ

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はや12月となりました。クリスマスともなるとクリスマスケーキの出番です。

 
少し前までは、クリスマスケーキといえばスポンジケーキにバタークリームや
ホイップクリーム、更には果物でデコレーションするタイプが主流でした。
ですが、最近ではヨーロッパのもっと素朴なケーキが紹介されるようになり、
ふつうに食卓にのぼるようになってきました。

我が家でも行きつけのパン屋さんで買ってくるドイツ伝統のシュトレンがここ数年は
定番となっています。

シュトレンの歴史は古く、その原型は司教に対するクリスマスの贈り物として、14世紀の
記録にあるそうです。これはもともと断食期間中の質素な食べ物でしたが、15世紀には
使用する材料に対する宗教的な禁忌も解け、また宮廷料理人の工夫などもあり、次第に
リッチな菓子パン(現代から見るとかなり質素ですが)へと進化を遂げたようです。

そして16世紀にはドイツで最も古いドレスデンのクリスマス市で売られるようになり、
ドイツ全土へ広まっていきます。

シュトレンや最近目にするようになってきたパネットーネなどは、まだまだお菓子あるいは
菓子パンという捉え方が一般的かもしれません。

しかし見方を変えると、それらは和食におけるお節料理やお雑煮と同様に、
欧州における伝統食です。

せっかくですから、美味しくいただくだけでなく、その文化的・歴史的背景についても
思いを巡らせてほしいものだと思います。

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【3】 弘法筆を選ばず?

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達人のありようを称して「弘法筆を選ばず」ということわざをよく耳にします。
普通は、「物事の上手な人は道具に関係なく結果を出す」という意味で使われます。

ですが僕は常々その意味について疑問に思っていました。

例えば、現場の大工さんは常に自分の道具の手入れを怠りません。

また先日のツアーファイナルで惜しくも準決勝敗退した錦織圭氏は、ガットに印刷された
スポンサーロゴのインクの濃さが打球の行方に影響するため、できるだけ薄く印刷して
ガットを使用するように指示するそうです。

これは「筆」を選ばないのではなく選び抜いているようにさえ感じます。

このように考えると、実社会での状況はことわざの内容と正反対のように思います。

そう感じていたところ、弘法大師の記事を弟子が編纂した「性霊集」には
「よい筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった」という記述があるという
文章を目にしました。どうもこちらの方に真実味があるような気がします。

僕の結論としては、「自分の手に馴染むものを求めよ」ということになりそうです。

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【4】 身の回りの木

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今どきの若い人たちの話を聞いていると、コンクリート造や鉄骨造の住宅に
住んでいる人たちが多くなったせいか、木の家に住んだことがないという人達が
予想以上に多いようです。

実は木造の家に住んでいても、木が露出していない「大壁」構造である場合、
木の存在を意識しないのかもしれません。

今回は、日本の家づくりに欠かせない樹種について少し紹介してみたいと思います。



ヒノキ

ヒノキの由来は「火おこしの木」だといわれています。
火を起こせるほど内部までよく乾燥し、材として狂いも少なく、古代から建築材料として
使われてきました。木目の表情も美しく、独特の芳香があります。
耐久性、強度ともに優秀なヒノキは建築の土台や柱によく使用されます。


スギ  

古くから身近にあり成長も早いことから、戦後各地で植林されました。
一般に源平と称されるほど色味の濃淡が異なる芯材と辺材ではその性質が
明瞭に異なります。ヒノキよりも柔らかく加工しやすいのですが、一方でその
柔らかさから撓むことを恐れ、梁よりも柱に使われてきました。
ですが、最近では研究も進み、曲げの力を負担する梁材にも使われるように
なってきています。


ヒバ  

ヒバは殺菌成分であるヒノキチオールを多く含み、独特の芳香を放ちます。
また、耐水性、強度ともに申し分なく、土台、柱、浴室の仕上材などに用いられます。
ややこしいのですが、青森ヒバでイメージする木はヒノキアスナロで、地方によっては
アテともいわれます。別種のアスナロもヒバと称されますが、建築材となるのは
ヒノキアスナロの方だそうです。
また、ヒバと同様な性質をもち、代用されるベイヒバという輸入材もありますが、
これは北米産のヒノキに近い種類の木です。


マツ  

かつては最も手頃な材でもありよく使われていましたが、戦後のマツクイムシの
害により、ほとんど見かけなくなってしまいました。
西日本で一般的なアカマツは特にヤニ(樹脂成分)が多く、また素材として堅い上に
ねじれる性質があります。ですが、とても強度があり、かつては地元のマツ材を丸太梁
に使った例も多くみられました。
マツ材の代用品がベイマツという名称で北米から多く輸入されていますが、
これはマツではなくトガサワラの近縁類だそうです。


クリ  

柱に使用する地域もあるそうですが、重く、堅くそして粘りがあるため
土台に使われることの多い木です。また、タンニンを多く含み、シロアリや
腐朽菌に対しても有効であるため浴室の仕上材にも使われるようです。
広葉樹であるため、針葉樹よりも成長に時間がかかります。
そのため生産量も少なく、ある意味高級材となってしまいました。


ツガ  

「トガ」とも呼ばれ、西日本で多く自生しています。
水には弱いですが、堅くて木目が美しいため室内の仕上材に使用されてきました。
しかし近年は生産量の減少から、そのような使用例はほとんど見かけなくなりました。
代用品として輸入される北米産のベイツガは、「アメリカツガ」という樹種ですが、
北米から輸入する木材の中で最も量が多いと言われています。
今では構造材にも使われています。


ケヤキ 

強度、耐久性、耐不朽性ともに申し分なく、広葉樹の中で最も建築用材に
向いた木です。 しかし最近では生産量が少なく、構造材としては高価なために
使用されなくなっています。とはいえ、木目の美しさや色合いの良さは他の追随を
ゆるさず、上がり框や室内の化粧材として根強い人気があります。


ナラ  

英名でオークと総称され、ドングリの木として知られます。
なかでも建築材として利用されるのはミズナラです。
木目が美しく家具材としてよく利用されますが、堅木であるため
フローリング材や造作材などにも使われます。
ウイスキーの樽材として特に有名ですが、珍しいところではシイタケ栽培の
「ほだ木」などにも使われます。


                    参考文献 木の家に住むことを勉強する本 農文協

                          木を学ぶ 木に学ぶ         海青社

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【5】編集後記 

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 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 今後ともよろしくお願いいたします。

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